後払いドットコムは後払い決済サービスのひとつであり、ECサイトで購入した商品が手元に届いてから、コンビニや郵便局、銀行で支払いを済ませます。

ECサイトの利用者にとって、お金を支払ったのに商品が届かなかったらどうしよう、という不安はいつもつきまとっていましたが、後払いドットコムを利用すればそれらも払拭できることから、とても便利なサービスであると人気を集めている一方、ちょっとした油断や、もともとのリテラシーの低さが原因となり、後払いドットコムへの支払いを滞納してしまう方も少なくないようです。

以下では、後払いドットコムの支払いを滞納した場合のリスクについて取り上げていきたいと思います。

後払いドットコムの支払いを滞納するまでの流れ

後払いドットコムを利用して商品を購入した場合、商品が手元に届いてから、商品とは別に請求書が到着します。その請求書が発行されてから14日以内に指定されたコンビニや郵便局、銀行などから支払い手続きを済ませる流れとなりますが、14日という期間は余裕があるようでタイトなスケジュールとなることもあります。

もし、この期間内に支払わなかった場合には、3日ほど経過したタイミングで、まずメールで請求書が届いているかどうかの確認メールが入ります。

このメールには後払いドットコムの口座が掲載されており、ハガキだけではなく振り込みでの支払いも案内されています。一応は督促メールなのでしょうが、まずは軽いアプローチから始まるので甘く見てしまう人もいるかもしれませんが、日を追うごとに督促らしさが加わってきます。

本来の支払日より1週間経過すると、本格的な督促メールが届くようになり、再請求の手数料として300円が加算されます。

督促が始まってから、20日おきに督促メールを送ってくるのが後払いドットコムの督促の特徴です。2回目の督促メールは1回目とほぼ同じ内容であり、3回目の督促メールで至急対応するようにとの文言が付け加えられるようになり、4回目の督促メールで弁護士の介入が示唆されるほか、将来の信用取引において不利益が生じる可能性も付記されるようになります。

そして、5回目の督促メールを受ければ、そこには“もう弁護士に依頼するしかありません!すぐに対応してください!”といった旨が記載されています。5回目の督促メールが届くのは、本来の支払い日から3か月ほど経過した時期となります。この5回の督促メールはそれぞれ300円ずつ加算されていきますので、この段階で再請求手数料のみで1500円が加算されることとなります。

5回目の督促メールの届いた20日後、後払いドットコムからの最終通告のメールが届きます。

“再三にわたり請求したが誠意が見られないので、弁護士にお任せします。もし、支払えない理由があるのなら連絡してください。相談には乗ります。”

といった内容が記載されていますので、もしも支払う意思があるのに支払えない理由があるのであれば、せめてこの段階で後払いドットコムに連絡を入れたほうがいいでしょう。

これも放置してしまえば、その3ヶ月後くらいに後払いドットコムが債権回収を委託している法律事務所からの手紙が届き、法律事務所あての口座に入金するよう督促されます。

後払いドットコムを滞納したら金融ブラックになる?

金融ブラックとなるためには、CICなどの信用情報機関に滞納者としての情報が登録される必要があります。

後払いドットコムを滞納したとしても、信用情報機関にその情報が載るわけではありませんので、金融ブラックとはなりません。

カードローンやクレジットカードの利用もこれまで通りできます。

もともとクレジットカードやカードローンを利用できる層であれば、後払いドットコムを利用しないだろうことを考えれば、与信が別々であることは何も不自然ではありません。言い換えれば、金融ブラックでも利用できるサービスが後払いドットコムなのです。

後払いドットコムの支払いを滞納することによるデメリット

後払いドットコムの支払いを滞納したままでいれば、約束を守らない利用者にはいくつかのデメリットが生じます。それらのいくつかを、以下にご紹介してみます。

後払いドットコムが利用できなくなる

貸したお金を返してくれない人に、もう二度とお金を貸したくないと思うのは誰だって同じです。

後払いドットコムは独自の与信システムを持っており、そこにある情報をもとに利用可否の判断を行っています。

このため、後払いドットコムにとって悪質な利用者として判断されれば、二度と利用できなくなってしまいます。

後払いドットコムを利用しているECサイトはかなり多いので、後払いドットコムが利用できなくなると、かなり不便となってしまうでしょう。

他社の後払いサービスも使えなくなる

後払いドットコムは後払いサービスを提供している各社の加盟している通信信用情報サービスにも加盟しているので、後払いドットコムへの支払いを滞納した場合には、信用に欠ける利用者であるとして通信信用情報サービスに登録されます。

ほとんどの後払いサービスはここに掲載された情報をもとに利用可否の判断を行っているため、後払いドットコム以外の後払いサービスが利用できなくなる可能性はかなり高くなります。

再請求手数料が加算されていく

上でも触れているように、督促メールのたびに300円ずつ再請求手数料が加算されていきます。

6回目の督促メールとなる最終通告までに1800円が上乗せされる以外に、弁護士が介入してくれば口座への銀行振り込みとなりますので、支払い手数料も加算されてしまいます。

各種の法的措置

法律事務所からの手紙には、

“支払いが確認できない場合、法的手段を検討せざるを得なくなります。”

と明記されていますので、具体的な法的措置が何かしら行われる可能性も十分に出てきます。

数千円の滞納だったとして、実際に法的措置まで行うかどうかといえば、それは後払いドットコムの意思によるとしかいえません。

後払いドットコムの滞納を続けた結果、裁判所から手紙が来たという方も実在しますので、少額だからといって踏み倒そうとしていては、先々に痛い目を見るかもしれません。

実際に少額訴訟を起こされれば、その対応も面倒ですし、対応したところで敗訴が目に見えているので、最終的には財産の差し押さえまでも発展しかねません。

自分名義の資産はもちろん、勤務先の給与が差し押さえられるなどのリスクがありますが、差し押さえは突如としてやってくるので、日々ビクビクして過ごさなくてはならなくなります。

まとめ

後払いドットコムの支払いを滞納すれば、督促メールが機械的に届けられ、その回数ごとに再請求手数料が加算されていき、最終的には法律事務所からの連絡を受け、以降に法的措置が施されるリスクが生じます。

後払いドットコムを導入しているECサイトはかなり多いので、今後も後払いドットコムを利用していくためにも、当初の内容通りに支払うよう心がけましょう。

仮に、何かしらの事情で支払いができない場合には、まず後払いドットコムへと連絡し、事情を伝えて相談に乗ってもらうようにするのがおススメです。

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